『恋愛ディストーション(5)』
- 作者: 犬上すくね
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: コミック
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頑固で素っ気ない彼女にひたすら尽くす忠犬男の大前田。
元担任の年上彼女をからかいつつ楽しく生きる江戸川。
彼女いない歴=年齢記録を更新中のミクロ専、山野辺。
それぞれ悩みを抱きつつ、彼らは今日も今日とて恋に生きる。
四年ぶりの新刊。
そうかぁ、もう四年も経ったか。
その間、犬上すくねの代表作は『ラバーズ7』になり、知名度も上がったし。
それでもやっぱ、こっちの方が好きだな。
狙った感がそれほどなくて……って、そんなこともないか?
さて本編。
連載していたのは知っていたが、掲載誌が掲載誌だけに縁遠く内容は全く知らぬまま。
そんな状態で読み始めたのだが、そうかそうか今回は山野辺が主役か。
ようやく彼にも春が……。
4巻の表紙裏にあった予告編見て楽しみにしてたんだが、期待通り楽しく読めた。
スラリと細くて背が高く、サバサバしてて気兼ねがない――理想のタイプと真逆を行く女の登場に狼狽える山野辺だが、好みのタイプなんて実際あってないようなもんだと思う。
そりゃま、体型だとか顔だとか、そういうのが全くどうでもいいとは思わんし、むしろ重要だとは思うんだが、好きだと思ったらそれで十分なんではないか。
体型なんざ恋にイカレた目を通してみればどうでもいいし。
あーそうね、俺はそもそも選り好みできる立場でもないしね……。
読み切り、どちらも素敵だったが「セシルの気持ち」に出てくる先輩がメチャクチャ可愛い……。