『わたしたちの田村くん2』
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/09
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (217件) を見る
天然ローテンションで今は遠く離れていて傍にいない少女、松澤さん。
意地っ張りなのに意外と脆くてそれでもがんばっている少女、相馬さん。
そんな気は無くともあっちにフラフラ、こっちにフラフラと思い悩む田村くん。
どうすればいいのか、どうしたいのか。
自分の心を知るためにもがく田村くんの話。
前巻とうってかわって今回の田村くんは煩悶し通し。
熱いテンションのまま突っ走った結果は見事過ぎる両天秤だった。
傍にいなくて手紙も途切れてしまった松澤さんと、目の前にいて強がってはいるけど傷だらけの相馬さん。
どうすりゃいいんだよ!! とゴロゴロしたくなるのも無理ないか。
(普段脳内テンションが高い分、凹んだときも相当だな……)
いろんな人を傷つけまくった挙句ようやく田村くんは決心するわけだが、結果はあぁいうオチなわけで。
でもまぁ、いいかアレで。
丸く収まったとは思えないが、いい感じの〆だった。
それにしても松澤さんは反則だろ……。
誰だって心臓ぶち抜かれるよ。
イチコロだ。
あぁでも相馬さんも……。
とか、部屋でゴロゴロ転がっている自分が寒い。
因みに、今回も脇役最高。
青い果実とバカ家族に、痛い親友。
あーなんてバカなんだ!!