『タマラセ 鉄仮面はメロンパンを夢見る』

隕石災害から11年目の慰霊の日、三助と夏月はタマラセ仲間からタマラセが発動できない事を知らされる。
そして、それに呼応するように平磐市に再び剣舞連の訪れた。
一方的にタマラセが発動しない状況のまま、三助たちはいかに戦うのか。



今回は状況的にタマラセの発動がほとんどない。
それが理由というでもないだろうけど、今回は前巻よりも全体的に大人しい。
人死も敵方の4人と、隠居の老人が一人だけ。
別に派手に殺さなきゃという訳じゃないが、もうちょっと暴れて欲しかったな。
バカ息子は派手に暴れてたけど、一方で久里浜は消化不良。
実際に金属バットで百叩きとかあったなら憂さも晴れるが。


でまぁ、それはそれとして、今回は一気に物語りの核心へと迫っている。
過去平磐市で起きた事件の真相(これもどこまでが本当なのか……)と、今後起こされるであろう破壊の予言。
次の長編で完結という事なので、そろそろ風呂敷を畳みにかかったという事なんだろう。
次回はタマラセ達が揃い踏みという事だが、次回はちゃんとタマラセ出せるようになるんだろうか。
ネクタイや薔薇、ハリセンの活躍を楽しみにしたい。
そうそう薔薇で思い出したが、佐倉真澄が中表紙から姿を消してしまった。
人物紹介にも出てないし、無念……。